それまで開発してきたフォークリフト用モータコントローラは、機種毎に最適化を狙い、カスタム的な開発をしてきました。フォークリフトにはモータコントローラ以外に主制御とよばれるコントローラが機種毎に必要となるのですが、前世代ではこの主制御と走行・荷役コントローラを一体化したかなりカスタマイズされた製品を生産していました。
一方でフォークリフトは、機能向上のため搭載部品が増加しており、モータコントローラへの小型化要求も強くなりました。他の専業メーカ製モータコントローラが、より汎用品に近づき小型化に向かう中で、我々にとっても小型化が必須の要求となってきました。
そこで今回の開発では、世界でもっとも高出力密度なフォークリフト用コントローラの開発を目指して、他社容積比で30%減をターゲットに、かなりアグレッシブな目標をたてて開発を進めました。