①航続距離の延長 高効率モーターは、同じ距離を走行する際に必要な電力を削減することができます。その結果として、1回の充電で走行できる距離が伸び、より長距離の走行が可能になります。
②バッテリー容量の削減 走行に必要な電力量が少なくなるため、バッテリー容量を最適化することもできます。より小型のバッテリーでも十分な航続距離を確保できるため、車両の軽量化やコスト低減にもつながります。
③電力料金の削減 高効率モーターの導入により、走行距離あたりの電力消費量が減少します。その結果、ユーザーは電力料金を節約することができます。
④バッテリー寿命の延長 必要な総充放電量が減るため、バッテリーの劣化を抑えることができます。結果としてバッテリー寿命が延び、バッテリー交換の頻度を抑えることができます。
⑤CO2排出量の削減 電力に化石燃料由来の電源が含まれていても、電費効果によりCO2排出量を抑えることができます。特に環境規制が強化されている欧州では、このメリットが注目されています。
⑥オーバーヒート防止 高効率モーターは損失が少なく、発熱量を抑えられます。急な登坂や連続走行時でも熱がこもりにくく、安定したパフォーマンスを発揮します。
2.電動走行車両 商品企画へのメリット適用
ここで紹介した6つのメリットのうち、①航続距離の延長と②バッテリー容量の削減の2つは、車両企画において特に重要な要素になります。
下図が示すように、ターゲットユーザーのニーズにあわせて、
① バッテリー容量を維持しつつ航続距離を延ばす
② 航続距離を変えずにバッテリー容量を削減して軽量化やコスト低減を図る
といった選択が必要になります。