この出力を決めるための動作パターンは、時間定格とも呼ばれ、国際電気標準会議(IEC)によって規格化されています。代表的なものには以下があります
・S1(連続定格) :モーターが継続運転可能な出力定格
・S2(短時間定格) :指定された時間だけ継続運転可能な出力定格(例:S2 60min)
・S3~S8(反復定格):断続的な運転と停止の組み合わせを想定した出力定格
・S9(非反復定格) :負荷と速度が高度に変動する運転条件を対象にした出力定格
・S10(段階的負荷定格):多段階の負荷条件に対応する特別な出力定格
これはS1、S2、S3の定格出力と動作パターンの例です。同じモーターであっても、定格条件によってモーター出力が変動することがおわかりいただけると思います。