安全な水素吸蔵合金を採用し、空港の非常用バックアップとして実用化
水素が危険であるというイメージや、取り扱いにおける法令対応の煩雑さについて、当社に多くの声が寄せられました。そこで当社では、非危険物認定を受けた水素吸蔵合金を採用し、誰でも安心、安全に水素を運べることを理解いただく活動に注力しました。この取り組みが多くの方の関心を集め、お客様に当社製品をご採用いただいている理由の一つとなっています。
また、屋外に設置する電源として、信頼性については多くの厳しい要求がありました。これらに対し、お客様の実使用環境で実証試験と検証を行い、品質の向上に努めてきました。
これらの取り組みを評価いただき、成田国際空港株式会社様に非常時のバックアップ電源として当社製品「AC-UPSシリーズ」を84セット採用いただきました。水素吸蔵合金に充填した水素も含め、15年の期待寿命を実現し、連続で72時間もの発電が可能※です。重要な社会インフラ設備を、24時間停めることなく稼働させる手段として期待されています。
※72時間連続発電には水素の追加補充が必要となります。