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モータ・コントローラ導入事例

Application電動三輪車両(E-トライク)

導入製品:ACモータ IA180/NEOS Controller M type

パワフルな走行モータを採用、丘陵地を快適に走行できる車両が完成しました。
フィリピン・マニラ郊外で、電動三輪タクシーが環境負荷の低減に貢献しています。

エライア・グリーン・ビークルズ様

代表取締役社長 兼 COO
Mike Puno様

はじめに

豊田自動織機のモータ・コントローラをご採用いただいているエライア・グリーン・ビークルズ様は、フィリピン有数の電動三輪車両(E-トライク)メーカであり、E-トライクの運行管理ビジネスも手掛けておられます。今回、市民の重要な公共交通手段である三輪タクシーの電動化に積極的に取り組まれているエライア・グリーン・ビークルのMike Puno様に、これまでの経緯とご感想をお伺いしました。
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ビジネス参入の背景

こんにちは。エライア・グリーン・ビークルズ COOのMike Punoと申します。
フィリピンではトライシクルと呼ばれるエンジン三輪タクシーが市民の足としてとてもよく利用されており、その車両はフィリピン全体で400万台以上登録されています。当社は2011年に設立され、従来のエンジン駆動を電動モータ駆動へと置き換え、E -トライクとしてフィリピンに導入する挑戦を始めました。当社の会長は、2011年当時から E -トライクがフィリピンの公共交通機関の未来において重要な役割を果たすことを予想していました。

車両開発の背景と課題

私たちの目標は、環境に優しく、またフィリピンのトライシクルの運転手がより良い生活を送ることができる車両を提供することです。環境負荷低減のために、早急に E -トライクの導入を目指しましたが、研究開発に当初の想定以上の時間がかかりました。数年間にわたり複数の E -トライクの車両ベンチマークや走行評価を繰り返しましたが、アップダウンの激しい地形の地域での走行は大変苦労しました。また、当時はバッテリー技術がまだ成熟していなかったことも問題でした。

弊社製品採用の理由と感想

豊田自動織機のモータとコントローラを車両で評価したところ、急な勾配が多い地域においても多人数の乗客を乗せて走行できる E -トライクを開発できることがわかりました。採用したモータは、従来のトライシクルよりも快適に丘陵地帯を走行できるほどパワフルでした。さらに、豊田自動織機の製品品質は、お客様に E -トライクを安心して購入してもらうための一助となりました。
豊田自動織機は当社にとって非常に重要な戦略的パートナーです。モータとコントローラは非常に優れた性能を発揮しており、開発段階での技術サポートもきめ細かく、当社の車両開発を成功に導いた大きな要因となっています。お客様にも、豊田自動織機のブランド力により安心感を持っていただいています。

貴社の今後のビジネス展開

フィリピン政府はEV産業の成長を引き続き支援しており、私たちのビジネスは近い将来大きな成長が期待されます。個人購入者だけでなく三輪タクシー運行管理会社への販売を継続し、自社の運行管理ビジネスの拡大も進めることで、乗客により良いサービスを提供し、我が国の交通システムの近代化に貢献したいと考えています。今年中に、当社の拠点であるアンティポロ市を超えてフィリピンの他の地域にも E -トライクを導入することを計画しています。

今後の豊田自動織機への期待

豊田自動織機のモータおよびコントローラに対する私たちの期待は変わりません。これまでの高い性能及び品質を維持し、引き続き提供し続けてほしいと考えています。

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